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【浜松餃子】定義・特徴は?由来と歴史!宇都宮餃子との違いと対決【静岡県】

浜松餃子 中部・北陸地方
浜松餃子
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浜松餃子とは

「浜松餃子」は浜松の郷土料理及びご当地グルメで、静岡県浜松市内で製造されている餃子です。

「浜松餃子学会」によれば、正式には3年以上浜松に在住して浜松市で製造されている事が「浜松餃子」の条件です。

浜松市内には80軒以上もの餃子専門店があり、居酒屋や持ち帰り専門店などを含めれば餃子を提供する店は300軒以上もあるといわれています。

浜松餃子の特徴はキャベツが豊富に使われ、キャベツと玉ねぎの甘味と豚肉のコクが絶妙の味を生み出しています。

餃子の並べ方にも特徴があり、餃子を1個1個円形に並べて皿に盛り付けます。

そして、円形に並べた餃子の真ん中には茹でたもやしが盛り付けられています。

餃子を円形に並べるにはかなりの数の餃子を注文する事が必要なので、現在では円形焼きの餃子を提供する店は少なくなっていますが、円形焼きは浜松餃子の特徴となっています。

浜松餃子
浜松餃子 / photo by keyaki
浜松餃子
by inunami

浜松餃子の由来・歴史

浜松餃子の由来は第二次世界大戦後の1940年代に中国から帰還した兵隊が現地の餃子の味を再現しようとしたのがはじまりです。

中国の現地料理であった餃子は小麦粉、肉、野菜を材料としていて、戦後の物資不足の中でも庶民の味として提供しやすかったようです。

当時は浜松駅の周辺で屋台で細々と餃子を焼いて売る商売でしたが、餃子の美味しさに人気が出てくると次第に屋台も店も増え、郊外にも餃子を提供する店が増えていきました。

浜松餃子の草分け的存在となった餃子の屋台では大きな鉄板を置くスペースがなく、フライパンで餃子を焼いていたことから円形焼きなるものが生まれました。

フライパンで沢山の餃子を焼くには円を描く様に餃子を並べる必要があり、それが自ずと円形焼きにつながったわけです。

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浜松餃子と宇都宮餃子の違い

「浜松餃子」と「宇都宮餃子」と違いは餃子の種類と具材です。

浜松餃子は主に焼き餃子だけですが、宇都宮餃子は焼き餃子と水餃子がメインです。

浜松餃子は宇都宮餃子と比べて一般的に肉の割合が多いですが、宇都宮餃子は野菜の比率が多いです。

更に、浜松餃子は浜松市内や隣の愛知県で生産されるキャベツが具材の野菜のメインですが、宇都宮餃子は白菜が主に使われています。

浜松餃子学会

浜松餃子学会は浜松餃子の振興・普及をさせる事で浜松市の魅力を全国に発信する民間任意団体です。

餃子をこよなく愛する人達の集まりで、宇都宮餃子会のような販売店の集まりではありません。

ボランティアによる有志の活動で営利活動は行っていません。

浜松餃子学会は「浜松餃子マップ」の作成を主な活動としていて、2006年以来毎年1回発行しています。

浜松餃子対宇都宮餃子の「餃子戦争」

静岡県浜松市と栃木県宇都宮市は共に餃子の街として有名ですが、「浜松餃子」と「宇都宮餃子」は度々「餃子戦争」なる対決の構図に取り上げられています。

戦争というと大げさですが、発端は2007年に「浜松餃子学会」が「餃子消費量日本一宣言」をした事に遡ります。

当時は宇都宮は既に餃子の街として知られていましたが、「浜松餃子学会」独自の調査による日本一宣言には「宇都宮餃子会」は異を唱えていました。

その後2007年に浜松市が政令指定都市になった事で総務省の家計調査が行われる事になり、同じく家計調査がある県庁所在地の宇都宮市との比較ができるようになりました。

その家計調査によれば2008年から2017年の餃子消費量は双方5勝5敗と五分五分の結果となっています。

消費量でいえばお互い譲らない形の「餃子戦争」ですが、両都市の餃子消費量もしくは購入額の実態を必ずしも反映しているとは限りません。

すなわち、家計調査で示される餃子消費量とはスーパーや持ち帰り専門店など小売店での購入額を表しており、外食の消費又は購入は含まれず、さらに冷凍の餃子は含まれていません。

浜松市は宇都宮市よりも持ち帰り専門店が多いともいわれており、市外からの観光客の購入や外食も含まれない事から、家計調査は餃子消費量の一部分でしかないとの見方があります。

他に比較可能なデータがない事から家計調査に頼るしかないのが実情ですが、餃子消費量・購入額の範囲・定義をどうするかは議論の余地があります。

いずれにしても両都市が餃子の街である事は間違いありません。

浜松餃子まつり

「浜松餃子まつり」は浜松餃子学会主催による餃子をテーマにした食のイベントです。

2006年(平成18年)に第1回が開催されて以来ほぼ毎年開催されています。

ここ最近では2017年に浜松市内及び全国各地から餃子店24店、2018年には25店出店しています。

餃子の販売以外にもトークショー、音楽ライブ、ヒーローショーなど各種ステージイベントも開催されています。

過去の餃子専門店出店例

2017年 浜松餃子部門 – 浜太郎、餃子工房弐輪舎、初代しげ、餃子屋にんにん、食彩工房餃子の勇次郎、まるこの餃子、錦華楼、華泉、浜名湖グリーンファーム、夜食屋らーめんみんみん、餃子の浜北、うまいもん空海、千ちゃん、らーめん酒房だるま、浜松餃子むつぎく 全国餃子部門 – 神奈川県湘南餃子じゃんぼ、茨木県常陸手打ち餃子まさ、岡山県津山餃子おしらせ隊プラス、長野県らーめんじゃげな、静岡県すそのギョーザ倶楽部、長野県伊那餃子会、宮城県仙台あおば餃子振興会、愛知県夏目家、三重県津ぎょうざ協会まつぜん

2018年 浜松餃子部門 – 浜太郎、餃子工房弐輪舎、錦華楼、初代しげ、食彩工房餃子の勇次郎、まるこの餃子、石松餃子、餃子屋にんにん、華泉、夜食屋らーめんみんみん、浜名湖グリーンファーム、うまいもん空海、千ちゃん、ふみや、生餃子工房いえやす 全国餃子部門 – 神奈川県湘南餃子じゃんぼ、宮城県仙台あおば餃子振興会、大阪雁飯店、長野県らーめんじゃげな、静岡県すそのギョーザ倶楽部、愛知県夏目家、長野県伊那餃子会、茨木県元祖つくば餃子龍神、三重県津ぎょうざ協会まつぜん

浜松餃子マップ

浜松餃子の通信販売【楽天市場】

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