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【あごのやき(あご野焼き)】【山陰地方】特徴と由来、作り方と美味しい食べ方とは?

中国・四国地方
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山陰地方の郷土料理

「あごのやき」は産卵の為に日本海を北上する「あご(飛魚)」をすり身にして酒やみりんなどで味付けして棒に錬り付けて焼く料理です。島根県や鳥取県の山陰地方では日本海沿岸地域で飛魚が多く水揚げされ、様々な地元の料理に利用されてきました。

飛び魚(トビウオ)
飛び魚(トビウオ)/ photo by Takashi Ota

「あご(飛魚)」はクセがなくて淡白な味ですが出汁がでるので、味噌汁、煮物などに広く使われ、新鮮な身は刺身としてまた練り物として利用されてきました。あっさりとした淡白な味はフライや塩焼きに向きますが、特にかまぼこやちくわの様に練り物にして焼いた「あご野焼き(あごのやき)」は山陰地方の特産品となっています。

トビウオとハモの練り物
トビウオとハモの練り物らしい #dinner / by Ippei Suzuki

「あごのやき」は形はちくわに似ていますが、大きさが全く違います。製造業者によってもちろん大きさは異なりますが、大きいものでは1本が直径7~8cm、長さ70cm、重さ1.5kgにもなります。食べる時は1cmほどの輪切りにするのが普通ですが、手で千切ったりそのままかじって食べるのもオススメです。

「あごのやき」の由来

「あごのやき」がなぜ「野焼き」と呼ばれるのかはそのサイズに関係しています。「あご野焼き」は昔は全て炭火で焼いていたのですが、そのあまりの大きさから焼くまで大量の煙が出るのでとても屋内で焼くには無理がありました。必然的に軒先や戸外で焼くようになり、「あご」を「野焼き」する事から「あご野焼き」と呼ばれる様になったといわれています。

また、飛魚(とびうお)がなぜ「あご」と呼ばれるのかははっきりとはわかりませんが、一説によれば「あごが落ちるほど美味しいから」ともいわれています。

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「あごのやき」の作り方

「あごのやき」は「あご」のすり身を長い棒に錬り付けて回しながら焼いていきます。今ではすり身を作るには機械を使用する事がほとんどですが、肝心の作業となる「焼き」は熟練の職人が1本1本火加減を見ながらじっくり焼いている場合が多いです。数十センチにもなる大きな「あごのやき」を機械で一律に焼くのは難しく、今でも職人の腕が試される重要な作業です。焼いている最中に欠かせない作業が「火ぶくれたたき棒」と呼ばれる剣山の様な道具で「あごのやき」の表面を刺す事です。表面を刺して無数の穴を開ける事で「あごのやき」が膨れて皮がはがれてしまう事を防ぎ、火の通りも良くなります。

「あごのやき」には酒やみりんなどの調味料が含まれていますが、穴を開ける事でそれらの調味料が表面に出てきて茶色くなるというわけです。ちなみに調味料が入っていなければ白色のままの「あごのやき」になります。

「あごのやき」の食べ方

「あごのやき」はちくわや蒲鉾の様に既に加熱調理済みなのでそのまま食べる事ができます。丸ごと1本で販売されているので輪切りにしてそのまま食べるのも良いですが、豪快にそのままかじって食べるのもありです。酒の肴としてわさび醤油をつけて食べるのも美味しいです。

また、フライパンで少し焦げ目をつけて焼くと香ばしさが出て美味しさが一層引き立ちますし、簡単にレンジで温めても旨味が出てきます。他には天ぷらにして塩を振って食べるとまた違った味が楽しめます。

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