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【北海道】【石狩鍋】とは?発祥・由来と作り方を解説

北海道・東北地方
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北海道の郷土料理

「石狩鍋」は鮭のブツ切りと野菜を味噌仕立ての汁で煮込む鍋料理で、北海道石狩地方の郷土料理です。

鮭の身のブツ切りの他に骨などのアラを入れて昆布と共に出汁をとって味噌仕立ての鍋にしますが、酒粕を入れたり牛乳やバターを入れる事もあります。

牛乳やバターを入れる事で味がまろやかになり、深みも出てきます。

また、最後に山椒を加える事で臭い消しにもなり、味がキリッと引き締まります。

石狩鍋
石狩鍋2008 / by Naotake Murayama

「石狩鍋」に入れる野菜はキャベツ、じゃがいも、たまねぎ、大根、長ネギ、しいたけ、にんじんなどで、特にキャベツ、玉ねぎ、じゃがいもは北海道ならではの具材ともいえます。

キャベツや玉ねぎを使う事で甘味も出て、昆布と鮭の出汁と共に旨味が一層味わい深くなります。

「石狩鍋」の発祥・由来

石狩鍋用サーモンの切り身 / by Naotake Murayama

「石狩鍋」は北海道中西部の石狩川河口の石狩市発祥の鮭の鍋料理です。

石狩川は秋に産卵の為に大量のサケが遡上する事で有名で、江戸時代からサケ漁が盛んに行われていました。

石狩地方の漁師は漁の合間に新鮮なサケを豪快にブツ切りにして余すところなく鍋で味わったのが「石狩鍋」のはじまりといわれています。

「石狩鍋」は当初は漁師達の間だけで食される単なる賄い料理でしたが、地元の割烹料理店「金大亭」が多少のアレンジを加えてメニューとして一般に提供し始めました。

その後、1950年代には石狩川河口での秋鮭の地引網漁を観光化した際に「石狩鍋」を提供した事から、その名を広めていく事になりました。

現在では「石狩鍋」といえば全国にその名を知られていますが、地元では提供する店舗が少ないために「石狩鍋復活プロジェクト」と称して「石狩鍋」の普及活動を行っています。

「石狩鍋」で町おこしを目指す「あき味の会」が設立され、石狩市内では「石狩鍋」を提供する店舗を増やすと共に、9月15日を「石狩鍋記念日」として各種イベントを開催しています。

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